一般財団法人日本規格協会(JSA)は2025年12月25日、足の指で握り込む力「足把持力」を測定し、結果から「足把持力年代」と転倒リスクを評価する民間規格「JSA-S1027:2025」を発行しました。規格はA4判14頁で、価格は3,300円(税込、変更の可能性あり)です。開発は株式会社ニフコが主体となって進めました。足把持力は歩行やバランス維持に関わる身体機能で、足趾(足の指)で踵方向へ握り込む力として定義され、一般に「足の握力」とも説明されます。高齢化に伴い転倒による骨折や寝たきりが課題となる中、同規格は測定方法に加え、年代評価、転倒リスク評価、足把持力を基軸にした健康増進の指針までを整理します。背景データとして「転倒者は非転倒者より足把持力が2割弱い」といった知見や、足指トレーニングで転倒リスクが減少する報告も示されており、数値に基づく可視化と共通手順の整備が狙いです。今後は、現場での測定と評価の普及が進めば、転倒予防の取り組みや健康意識の向上にどこまで結び付くかが焦点になります。
